少額から始められる資産運用

少額からでも始められる資産運用についてを、
紹介していきます。
最近は株や国債といった既存の運用先の他にも、
AIによる運用も普及してきており、裾野が広がりつつあります。
今回のテーマは”少額から始められる”という事で10万円から始められる、
資産運用をまとめてみました。
この記事では、
・資産運用を始めてみたいけど、何から始めていいか分からない
・大金を運用するのは不安なので、とりあえず少額から始めてみたい
・資産を運用して、将来の資金を作っていきたい
・資産運用に関する情報収集をしたい
という方に見て頂きたい記事です。
①Wealthナビ等、ロボアドバイザーによる自動運用
資産運用自動化システムで、
もっとも有名なのがWealthナビでしょう。
2018年の初めくらいから普及し始め、
長期の運用目的で利用する人も増えてきました。
口座開設後に入金し、簡単な設定をした後は完全放置でOKです。
最低入金額は10万円で、手数料は預け入れ金額の1%(年間)程という
非常にシンプルなシステムです。
投資先はETFという上場投資信託がメインになります。
ETFはインデックス投資信託とも言われ、
日経平均株価やニューヨークダウなどの株価指数に、
連動するような取引を行っていきます。
ですので、世界経済全体が良くなっていけば、
それと連動して利益を重ねていけるわけですね。
短期間で大きく儲ける事は難しいですが、
長期間複利によって運用し続ければ、いずれ大きな金額となって
返ってくる事が期待できる運用先といえます。
ただ、一つ注意したいのは、
昨年10月のような世界経済全体の落ち込みがあると、
損失を被る事があります。
他の投資と同様にリスクが存在している事は理解しておくべきです。
また、自分のお金が機械によって勝手に増減する事に関して、
それぞれ判断が分かれるとも思います。
もし預けたお金が無くなった時に、
「あなたのお金がなくなりました」
と言われても、中々許せないと思います。
②投資信託
これは、いわゆるファンドという所にお金を預けて、
自分の代わりに運用してもらう投資商品です。
有名どころで言うと、
”ひふみ投信”
ですかね。
成長企業に対して独自の調査を行い、大型・中型・小型株へ投資をしつつ、
守りながら増やすというポリシーを持った投資信託です。
景気が右肩上がりに上がっていた頃は、良いパフォーマンスを発揮していましたが、
やはり昨年の10月の暴落によって損益は大きく落ち込みました。
投資信託においても、自分ではない誰かにお金を預けているのには変わりませんので、
損失を抱えた時にご自身が受け入れられるか、という点も気になってくる所です。
③株式
株はまとまったお金を持っていないと
買えない言うイメージを持っている方もいるかもしれませんが、
株は10万円以下でも買う事が出来ます。
現在(2018年1月28日)で10万円以下で買える銘柄は、1500銘柄弱あります。
現在の上場銘柄数が3650くらいですので、半分弱が10万円以下で買えるのです。
10万円以下で買える株の中には、まだ成長途上の段階にあり安値圏にある株や、
今後大きく上がる可能性を秘めた株も多く潜んでいます。
もちろん銘柄の選定は必須ですが、
資産の運用先としては一番効率の良い投資なのではないか、と私自身は思います。
先ほど例に挙げた機械による投資や投資信託といった方法とは違い、
自分自身による銘柄選定も行うので、
どの株を選んでいけばよいかという、分析力も磨かれていきます。
株も景気の影響を受けますが、株には銘柄毎の価格位置や状況があるので、
日経平均が下がったからといって、すべての株が同じように影響を受ける、
というような通り一辺倒にはなりません。
株を始める事で、どんな状況になっても自分で戦っていける力が身につくようになります。
他者に銘柄選定から売買までのすべてを依存していたら、
その依存先がコケてしまったら終了です。
あとには何も残りません。
自分の足で立つ為に、私は株で資産運用をしていく事をオススメします。
④国債
国債も10万円以下で始める事が出来ます。
日本の国債は、1万円を最小単位として購入ができます。
国債は国によって元本が保証されているので、
非常に安定した運用先とも言えます。
しかし、その分得られるリターンも非常に小さいです。
現在の日本の国債の利率は0.05%ですので、
1,000万円分持っていても年間で5,000円にしかなりません。
海外の国債は、日本の国債よりも少し利率は良いですが、
良くて年間の金利5%前後なので、少額での資産運用となると国債は向いていないと言えますね。